vol.3【教員×会社経営】藤野悠介さん

:ありがとうございます。
ところで、本の執筆もされているくらい、教科指導にも力を入れられているので教科の話に移りますけど。ぶっちゃけ…日本の英語教育についてどう思いますか??

:ぶっちゃけると、小学校の英語はいらないかな〜。

少なくとも担任がする業務じゃないと思います。
英語に長けた補助の教員がつく人材やお金を工面してから制度を導入して欲しかったなと思います。

でも10年〜20年とかかけてゆくゆくはそうなるんでしょうけど。
逆に言うとその10年〜20年は現場が混乱するので。

特にガジェットを整えてからやって欲しかったなと思います。
だから今の現場の生声で言うと、いらないかなと思います。

ただ早い段階からやるっていうことは間違ってないと思う。
よく文科省が言っている証拠のつけるべき仕事だとか考えて、
教科書とか読み解くと合ってると思います。

日本人らしい学び方をさせてくれそうですよね。

英語だと日本はは英語を「外国語として」学んでいるで、フランス人の学ぶ英語と、日本人の学ぶ英語は全然違っています。
今の小学校のテキストだとか指導要領とか丁寧に言ってくれていて。

間違いでは無いけど、最終的には担任がすべきことではないかなと思いますね。

数年前にある業者から藤野の実績を取材されて、普通の公立の中学校に強烈な英語力がついて。その担当している学年の主任を僕がしてたんですけど。

あるテスト受けたらとんでもない点数を叩き出したらしくて。特にライティング英作文が如実に良くて。
そりゃもう普通の公立学校からしたら自治体でダントツのトップ。また全国でも指折りの成績を残したみたいで。

それで取材がある業者から来て。どうやってるんですか??って取材を受けた雑誌を、出版社の方が見つけてくださって。

それを本にしようってなっていただいた話なんです。

中学校の先生は忙しすぎると思うので、3年間を通して自転車操業の授業になってしまうと思うんですよね。明日授業があるからこういう準備しなきゃ。とか。
なんとかしなきゃいけない。

そうじゃなくて、逆算の考え方で。

3年の3月にこれぐらいの力をつけておくべきだから、この3年の4月にこれぐらいの力をつける。夏休みはこのぐらいの力。みたいな、段階的に考えられる英語科の先生が少ないと思います。

すごく忙しい労働環境にあるのでそういったところをちゃんと考えて指導できるようになって欲しいなと思います。

高学年のこの時期なんだからこれをできていたほうがいいよねっていうことが、モチベーションにつながって学校全体を良くしていくんじゃないかなと思います。

それを考えると先生の働き方も重要ですよね。
なんとか先生方が時間を作って、訳のわからん雑務じゃなくて教科指導をもっと充実できていければいいなと思います。

授業準備にかける時間が少なすぎますよね。

周りの先生方のtwitterを見てて、なんか上から降りてくる仕事多すぎだってつぶやいている人も多いと思うんですけど。

それはわかるんですよ。
ただそれが減ることってないと思うんですよね。

今年はこれを減らします。来年はこれを減らします。次の年はこのぐらい…と言うふうに業務量が減っていくってことないじゃないですか。

それで教員志望者も減ってきていて、採用試験の倍率も下がってるし。
教師の質って所も下がってくると思うので。

先生の1人に対する業務の内容っていうのは本当に大きくなる一方です。
でもそれをプログラミングとはとか、小学校英語の仕事がって文句を言っててもしょうがないじゃないですか。

だから一つ一つの業務をもう一度見直して、力入れる所は力を入れて。
力抜くとこ抜いて。って言う風に僕は考えてますね。

よく見ると適当でいいやつばっかりなんですよ。
そこに時間をかけてもしょうがない。

児童・生徒に関わる指導に力を入れるために、他の適当で良い部分は力抜いていいんじゃないかなと思います。

:教科指導をするにも、時間の使い方とか関わりますよね。

日本人って、これだけ早い時期から英語教育をやっているにもかかわらず先進国の中で圧倒的に英語しゃべれない民族じゃないですか。どうしたら日本人が英語しゃべれるようになりますか?

場数を踏むこと発音指導かな。

僕の0歳と3歳と5歳の3人の子供を見てて思うんですけど。

0歳の子がいるだけ…あと「パア」「ヒャッ」とか言うだけでお母さんが笑ってくれる。だからいろいろ話してみようって試みますよね。

そして3歳の子は今、単語と単語をつなぎ合わせて文にしてしゃべれたり、いろんなこと質問できたりしながら会話の訓練をしている。

5歳の子もペラペラ何でもしゃべれるから会話を楽しんでいるんですよ。

だから0歳の子は褒められているし、3歳の子は訓練してるし、5歳の子は大人と楽しんでる。そういうふうに言葉って習得されていくじゃないですか。

年齢は関係ないですけど、間違えても誰も笑わないで。
間違えてもそれを大人がかわいいって思ってくれるので、知らず知らずのうちにちゃんと論理的にしゃべれるようになってくるんですよね。

だから彼らは日本語に対して踏んでる場数が全然違うでしょ。

だからそれを英語で考えたらやっぱり間違いを恐れずに喋る機会をたくさん得て、場数を踏むこと。

ただこれが年齢肌の違いがあるので難しくなってくるんですよね。

中一で習得しようと思っても、思春期で言葉を発さないとか。
中学校っていくつかの小学校の見ず知らずの人間が集まってくる、環境の変化も伴うので。

隣のやつとしゃべるって言われても、どこの馬の骨かもわからないようなやつとマイフェイバリットスポーツとかしゃべるかなぁって。笑

そこを乗り越えて欲しいなと思いますけど、そこは場数ですよね。

自信がないとしゃべれないし、しゃべらないと思うんです。

今の家の子がどうしてしゃべれるかって言うと、
褒められて楽しいからいろんな大人と喋ってるなと思うんですね。

褒められようと思ったら、自信を持たせるのはまず発音からと思います。

英作文に関しての書籍も出版しているので、「英作文の人でしょ?」と思われがちですが僕が好きなのは発音指導なんですよ。

その発音指導を、3年間でどうやって構築していくのかって言うのが好きで。

中学校2年生位になると、英語らしく発音すると何か恥ずかしいというか、それも思春期だから日本語らしい英語をわざとしゃべってしまうことがあるのです。

そういう雰囲気があったら、僕は厳しく指導して発音指導を3年間大事にして高校にあげたいなと思ってるんです。

その発音がよかったら、高校に行っても大人になっても周りから褒められるじゃないですか。

だからまた喋ろうと思うし、喋るきっかけになったなと思ってるんですよね。

発音だけは3年間譲らずにやろうかなって思ってます。

この2つかな。発音指導は深いですよ。
そこが英語の先生は僕を含めてなかなかできない。だから挑戦しています。

:なるほどです、深いですね。

個人的に、日本の採点方式もあると思うんですけど。
100点満点という枠組みがあって、90点とったら褒められながら、赤で10点分直して再提出する。完璧を求める形式になっている。

それって、「失敗を恐れさせる」ということを潜在的に刷り込んでますよね。

:そう来る!?ああ…でも確かにそうですね。

前の学校で凄く力がついたときの採点方式は、減点法じゃなくて、いろんなちっちゃい課題を出して、1年間でこれだけの課題をするってこと明確にしてたなあ。

テキストを買って、この会話ができたら何ポイントみたいな感じで。

半年間40ポイントぐらい作って、会話を訓練するようなエリア、テキストもちゃんとポイントにしてやる。プレゼンテーションとか、ディクテーションとか全部ポイントにして。

これだけ最後に積み上がったことに応じて評定するよってことやってました。

多分そのほうが子供もしっくりきて来るように勉強ができるというか。半年後にここまでやっておいたほうがいいっていうのが見えていたのも伸びた要因かなって思います。

全員が積み上げていく。いつまでにこれをやるんだって言うことを明確に提示していましたね。

これも何がいいかっていうと、苦手な子も自分ができるようになっていると言う実感があるし、得意な子も塾とかでやっている内容はもうグワーってやって行っちゃうんで。

遅い子待ってる必要ないんですよね。なので得意な子も苦手な子も活きる。
あそこまでやっている中学校、そんなにないんじゃないかなと思います。

だからテストで一発勝負で評定5段階評価っていうのはそれは絶対だめだよね。そこだけで判断っていうのは教育じゃないよね、とは思ってます。

ただそこまでやっている中学校ってなかなかないよね。

最初は実例出すのに苦戦したけど、中一って何秒でこの会話しゃべれるんだ??とか。でもそうやって試行錯誤するのはどの教科でもやったらいいじゃんて思うけどね。

慣れるまで大変でしたけど子どもが重言い逃れできないし、力がすごくつく。

本当にわかりやすいですよ。

言われてみるとほんとにテストってそういう採点方式ですよね。
なるほど、そういう風に見てんだ。

でも管理職はポイント制とか、そういうの嫌なんだよね〜。

ポイントで評価つけちゃうのが教育的じゃないとか言われちゃったりして。笑

分かりやすいと思うんだけどね。
400ポイントのうち160ポイントから360ポイントまでは「4」みたいな。

そんなことやってたんですよ。

でもそれを半年間の積み上げで評価するから、すごくクリアでいいですよね。

管理職からするとそのポイントだけで判断するっていうのはいけないとか言われてたから、そのポイントは目安って言う言葉をプリントに書いて。

今の話聞いて、こうやることやってたなんてなんか思い出しましたね。

英語教育について、かなりアツいですよ。2時間でも3時間でも喋りますね。笑

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vol.3【教員×会社経営】藤野悠介さん” に対して1件のコメントがあります。

  1. 加藤駿 より:

    めっちゃ面白いです!また話聞かせてください!

    1. So Nakagawa より:

      ありがとうございます!
      励みになります!またよろしくお願いいたします!

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