vol.1【東京大学3年】笹原芽生さん

  記念すべき第一回目は、東京大学3年生の笹原芽生さんです。

中川:本日は宜しく御願い致します。
笹原:宜しく御願い致します。笑
(以下 中川→中 笹原→笹)

:自己紹介をお願いいたします。

:東京大学3年思想文化学科…

:思想文化?早口言葉みたいだね、もう一回言って笑

:東京大学3年文学部思想文化学科宗教学宗教史学専修です。

:学部名だけで気圧されますね。宗教関係に興味があったんですか?

:もともと歴史が好きで、西洋史・東洋史見て行くときに『宗教』って一つの大切な要素であって、「なんで戦争が起こるのかな?」みたいなことには少し興味があって…と、留学生と喋っている時に宗教をアイデンティティとして留学生は持っているけど、日本人は無宗教という感じで、宗教がアイデンティティとして成立していないのは、世界基準で見るとまれな環境だな、と不思議に思ったところから、異文化理解の一環として宗教を選びました。

:え〜!?(◎_◎;)なんか、珍しいですね。

:どうなんですかね??でも、単純に面白いと思いましたね。新宗教とか、楽しいですよ〜。

:何、新宗教って?

:新宗教は、創価学会とか天理教、あとは幸福の科学とかですね。授業で実際に教団のところに行って話を聞いたりもするんですよ。あとは、ヨガ・占い・パワースポット系もスピリチュアルで宗教学の範囲なんです。

:そういうのも勉強するんですね!最近スピ系のものって書店に増えて来てますよね、『引き寄せの法則』とか。

:自己啓発もそうなんですよ。ビジネスとかでも自己啓発セミナーとかあるじゃないですか。日経見てても、「ビジネス系のところに、宗教でて来た〜」とか思うと、楽しくなる♪

:え〜!(◎_◎;)全然わかんない笑 今3年生で就活始めるじゃないですか。その時も、宗教に関連した企業に入っていくものなんですか?

:いえ、そういう感じではなくて…今の所やりたいと思っているのは、美術展だとかスポーツ誘致だとか、異文化交流に重点を置いたものをやりたいと思っています。 今見ているのは地方創生です。地方創生って神社とかお寺が中心になっているところが多いんですね。そこは自分が専攻しているところと関わるかなと。そう考えると楽しいです。

:そうなんですね、それは小さい時からやりたいと思っていたんですか?

:私の小さい頃、オウムの事件があった直後に生まれた関係で、宗教全体的に否定的な風潮があったんです。

:うんうん。

:宗教とかあまり考えたことなかったんですけど、高校、大学に入って、身近なものだって感じて。それこそ、日本で言ったら新宗教の信者さんって日本の総人口の1割くらいいて、「10人に1人は何かしら信仰してるのか。」って。 今メインでやりたいのは、宗教絵画なんです。卒論で書きたくて。「キリスト生誕〜」の生涯の絵だったり、ギリシャ神話の登場人物の絵だったりとか…美術展の企画とかもやってみたくて。

:結構身近なものなんですね、面白そうですね。

:今週、徳島の鳴門市にある「大塚国際美術館」にインターンみたいな感じで行くんですけど。レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』とか『最後の晩餐』をはじめとした名画の原寸大のレプリカがあるんです。

:それはすごい。というかインターンって、遠いところでもあるんですね。

:それは大学と提携してるのか、大学から補助金も出て、行けるんです。ありがたい制度です。

:それはありがたいですね、全然知りませんでした。やっぱり大学の力ってすごいですね。

◯東大生が語る志望動機


:数ある大学の中で、なぜ東大に入りたかったんですか?

:3兄弟(芽生さんは長女)全員受験で、国立が良くて。最初は法学部に行きたいな〜と思って、家から近い国立の法学部で選んだ時に、一橋か東大かなって。でも一橋は少し距離があったので、東大かなって。近いし。

:「かなって」って(笑)それで入れるのがすごい。

:それと、総合大学に入りたくて。お医者さんや、工学などの理系の友達も欲しかったのも大きかったかもしれません。

:しっかりしてますね。色んなこと考えてる。

割と後付けな感じもありますけどね。笑 一応、「京大に行きたいって言ったら、OKしてくれるの?」って親に聞いたら、「いいけど、どうしても行きたいんだったら行けば。なんとなくみたいな感じなら、近くに同じくらいのところあるんだから東大でいいじゃん。」と言われ、あ〜、そうか。ってなりました(笑)確かにってなりました(笑)

:母の策略かな(笑)でも選択肢が東大、京大って。すごいですね。

:東京だけってのも普通かな〜と。高校の同級生も、4分の1くらいは東大を受験しますし、東大の受験勉強してれば、他の大学も含め教科で困ることはないかな〜って。京大は1教科少ないんです。そうこうしてるうちに願書出す時期が来て、「やばい!(◎_◎;)」みたいな感じでした笑 最初は文一で希望してたんですが、センターやばくて直前で変えて笑

:意外だね〜。面白いね。

飯田:驚きが多いですね(笑)→以下、

:本当にね(笑)知らないこと、わからないことが多くて、読んでる人もわかるかな?笑 話をしていて、質問するのも難しい。俺が緊張してるからなのかな?雅也も後で質問して〜。(彼は教員の卵で、今回はカメラマンとして手伝ってくれています。)

:隣で聞いてても難しい話ありました笑 :そうだね〜、面白いね。  

◯キャンパス内にある保育園


  割と後付けみたいな感じで入学してるって言ってたね?

:なんですかね…保育園が東大の駒場キャンパス内にある保育園で。駒場キャンパスが身近というか、遊び場というのは大きかったです。東大生が近くにいて。敷地内に入れば、遊んでくれるし…小さい時はそこがすごいところだという感覚はないから。でも、結構後輩の話とか聞いてると、「東大ってめっちゃすごくない?」みたいなイメージが強く先走ってるように感じるけど、そういう先入観はなかったのかな〜。東大がめちゃくちゃ難関で、難しいところだというイメージはありませんでした。言っても人だよね、みたいな。東大生も同じ人間ですし。受験するにあたっても、世間のイメージよりもハードルは高くなかったです。

:それに見合う成績を取れるのがすごい(笑)張さんだったら「あっぱれ」つけるね。

:どうなんですかね。笑

:そう考えると、環境ってやっぱり大切なのかな。

:と思いますね。敷地内にあるので、友達のお父さん、お母さんが東大の教授だったりとかもあって。保育園の保護者で集まった飲み会をすると、教授いっぱいいる。笑 みたいな。 今でも年に一度集まりあるんですけど、「授業うけてた」とか「試験監督、あの子のお母さんだ」とかも結構ありますね。それは特殊な例ですけど。そんなんだから「特別」なイメージはありませんし、割とそれが普通という感じでした。それは大きかったかもしれませんね。

:なるほど、なるほど。環境に恵まれてるんだね。

:そうですね、それはありがたいことに。  

◯スカート丈と効率の関係とは?



:保育園は学内にあって、高校は4分の1が東大進学ということで身近にあったわけだけども、小・中はどうだったんだろう?2人は同じ小学校だったっけ? :別の小学校でしたね。

:どうなんですかね〜。

:僕は田舎もんなんで、環境に恵まれてもやっぱり東大はすごいところなんですよ。雲の上の存在だったんだけど。

:僕が中学の時に行っていた下北沢の塾は、そこの先生が全員東大生なんですよ。私も東大生って別次元だと思っていましたが、先生みんなすごく面白くて。「本当に東大生って、人間なんだな。」って思いました(笑)さっきの保育園の話じゃないですけど、世間一般から見る東大生と、接してみてわかる東大生ってズレがありますよね。

:価値観の違いがあるもんね〜。

:それは結構みんなが通るあるあるですね。 小・中は別に…他の人から聞く話より、荒れてないところにいたな〜って思います。窓割れたりとかしてなかったし。集団つくって、ガラ悪そうなメンバーがいたとかはなかったな〜。

:極端だな笑 逆にそういうのに憧れた時期とかないの?悪ぶってみたり、親に反抗したりとか。

:いやなんか、親に怒られたり、親子ゲンカってめんどくさいし、すごくエネルギー使うじゃないですか。すごい疲れるから、なんでやるんだろう?って思います。 得することもないですし。

・飯:え〜!?(◎_◎;)喧嘩ばっかだったけど。主張のやり合いみたいな笑

:ある程度やることやってれば、自分の主張も聞いてもらえるし、自由にさせてくれるじゃないですか。そっちの方が効率いいと思って。中学の時とか「スカートの丈が短い」とか厳しく言われるじゃないですか、ある程度成績取って生徒会やってれば、なんか…「ああ、これちっちゃくなっちゃったんですよね。」みたいに言えば許してもらえたり。他の子は「切ったんだろ」とか言われたりしてたけど、それはそれで特でした笑

:うわ〜、いたなあ。そういうタイプ笑 そういう生徒をどう教えていくか、常に考えてたな〜。すごく協力してもらって、助かってたわ。いつ気づいて、そういう考えを持つようになったの?

:いつ気づきましたかね〜。でも、小学校の時に下が小さかったこともあったし、親が一番忙しかった時期で、基本的に親がいない状況が多くて。朝ごはんと夜ご飯だけ一緒に食べて、あとは学校から帰ってきても、20時くらいまでは1人だから、別になんか、あえてそこで親に反抗とかして、さらに接する時間を短くする意味もないし、「寂しかった」というのは一つあると思います。だったら甘えられる時に甘えておこうみたいな。なんだろう…あまり非効率的な動きは好きではなかったですね。「状況を悪化させるし、意味ないよな〜」みたいな。

:なんか、グサグサきますね笑

:自分が言われているようです笑

:逆にそういう経験はないの?「やらかしちゃった!」系の。

:やらかし!やらかし!笑

:効率悪かったな〜みたいなの。

:ん〜なんだろう。あんまりないですね。思い返して、これよりもこっちの方が良かったな。というのはありますけど…決断した時点では自分が一番、その後、楽なところを選んでいたなと。だから、東大に行くのも割とそういうところがあったのかもしれないです。就職とか考えて、このあと楽かな、みたいな。

:そっかそっか。見通しが持てるよね。目先の楽よりも後々の大きな楽に対しての努力を惜しまないみたいな。

:目先の楽も追いますけど。笑 どっちがいいかを考えて、行動しているとは思います。

:こうやって考えられる生徒を育てたいね!

:本当にそうっすね!

:保護者に構ってもらえなかった時は、どうやって過ごしていたの??

:本読んでましたね、うちゲーム機を買ってもらえなかったので!小学校の時はパソコンもスマホもないじゃないですか。なんもすることなくて。でも、小さい時から欲しい本は買ってもらえました。なので、それを読んで過ごしましたね。  

◯いよいよ語る、学習習慣の定着の秘訣は?


  :じゃあお気に入りの絵本は??

ピーターラビット好きです。あとなんだろう、、ミッフィーとかも読んでましたよ。 小学校では普通に読んでましたよ。小2でハリーポッターとか読んでました。ファンタジー系が好きでした。

:想像して楽しんでたんだね。

:はい、自分の頭の中でいくらでも遊べます笑

:危ないニオイがする笑 結構頭のいい子は本を読ませなさい、みたいな話があるけど、読書が学習習慣を身につけるきっかけになった感じする?

:どうですかね、やっぱり基礎知識は本を読んでいたから身についたのかなぁってのはあって。だから、本を読んで得ていた、「なんとなくの知識」が、勉強して行くと体系的になっていったなと思います。こことここが繋がるんだ〜みたいな。社会で学んだことが、国語の文章だとか、英語の長文に出てくると、すごくわかりやすいし、問題文を問題文として捉えるのではなくて、頭の中で考えて、繋げながら、読書感覚でやってました。 だから、数学は他の教科と繋げにくくて苦手でした笑

:繋げることができるんだね〜。

:逆に、繋げないとできないんです。丸暗記が苦手で。大学受験では、例えば世界史だったら、その時代の歴史本を読まないと頭の中に入ってこなくて、その時代の本を読むということは結構やっていた勉強法です。その時代の文化とかが、リアリティを持って入ってこないと、頭にはいらないんですよね。

:全体見れるもんね。

:イメージして繋がって行くのも好きなので、連想ゲームとかも好きです。だから、アタもの中で遊べるんだと思います。

:連想ゲームは、小さい時から、家族間でもやってたんですかね?

:父が問題出すの好きで。割と私が中学入ってからですけど。「東名高速のICの名前とりあえず言ってみろ」みたいな無茶なやつもありました。でも東海道の関所がわかってればある程度わかって、それが繋がるのもまた面白かったです。あとは、全然わからないと、ヒントとかもくれて。それでも間違うとめっちゃ馬鹿にされて。次は絶対に間違えないぞ、みたいな。

負けず嫌いなんだね。

:そうですね、テストで一回間違えたところとか、絶対間違えないです。うちの両親、そういうの覚えてて、イジってくるんですよ。小学校の時に、都庁の写真があって、わからなくて最高裁判所って書いたんですね。そしたら「それはないだろ」みたいなこと言われて。「見たことないんだから知るわけない時じゃん」って思ってたんですが、それは未だに言われます。腹たつ:それが教育なのか。笑

:でもそれは知らないからと思ったのか、そのあとに都庁に連れて行かれて、「ここ都庁だから」って。私も、「はい。笑」みたいな。

:素敵なご両親だね。イメージ浮かぶもんね。ありがたい。 そのご両親に、今振り返って、「これはありがたかったな〜」と思うような、うちの「教育方針」ってありますか?

:「やりたい」ってことはやらせてくれました。行きたいってところも、比較的行かせてくれましたし。本とかも、買ってくれましたね。あとは適度な「放任」ですね。わたしが小学校までは親が忙しく、それ以降は弟妹の方に世話の比重が傾いていたのもあると思いますが、かなり好きにやらせてもらっていました。高校・大学もほぼ自分で受験手続はやってお金だけ出してもらっていたので、大学受験の時などは直前に学部変更して出願後に事後報告などもしていまし

:なるほど。自分のことだし、保護者の方もやらせたのかな。 逆に良くない、「これはやめてほしかった教育方針」は?

:めっちゃ、弟とか妹の世話しろって言われたことは嫌でしたね。父親にたまに「お姉ちゃんなんだから…」と言って弟妹の世話をするのが当然のように言われたことは「好きで先に生まれたんじゃないし!」と思って嫌でした。。

:一番上は、よく回ってくる仕事かもね。末っ子にはわからないかもね。 それでは、これから社会に出て、結婚して、家庭を持つとなったら、どういう親になりたいですか?

:やっぱり、やりたいことはやらせてあげたくて、お金の問題で、どうしても国立じゃなきゃダメ。みたいなのだったら、私も進路先は考えたと思うので、そそれはないようにしてあげたいと思いますね。あとは、好きにやらせてあげればいいのかなぁと、思いますね。別に、高学歴とか求めなくても、やりたいことやらせてあげたいですね。そこに、どういうリスクがあるよ、とかの情報の取り方は教えてあげたいけど、それを知った上でやりたいのであれば、やってみれば、と言える親になりたいです。

:素敵なお母さんになりそうですね。本日はありがとうございました。

インタビュー後に出てきた印象的な話



:ありがとうございました。逆に中川さんはどんな家庭にしたいですか?

:温かい家庭にしたいです。うちは亭主関白で、田舎の島国出身みたいな父親だったよ。山でカブトムシ採ってくるみたいな遊びをして育ったね。

:東大でもカブトムシ採れます。あとクワガタと、セミもとりあえず全種類採ろうみたいな。ミンミンゼミとツクツクボウシと、とりあえず違う鳴き声してるセミを捕って、カゴに入れてました。

:自然好きだったんだ。読書とかインドアだけじゃなくて、活発にアウトドアでも動いてたんだ。

:今めっちゃ虫嫌いですけど。笑

:突然変異はなんなんだろうね、虫取りとか自然に触れてたのは保育園の時?

:そうです、ポケットにダンゴムシ入れたまま洗濯したり。キャンパスがもっと汚くて、ドロッドロで。木苺も採ってたし、びわ採ったり、柏の葉っぱ採って、餅ついて柏餅食べたり。保育園が結構自由にやらせてくれて、めちゃめちゃ遊んでました。保育園から帰りたくなかったですもん。

:そうなんだ。相当好きだったんだね。

:親よりも保育士さんの方が長く一緒にいて遊んでくれていたんで、「帰りたくない」って泣いてた覚えがあります。保育園大好きです。

:保育士さんも苦労してる人多いですし、そのひと言聞いたら嬉しくて泣いちゃうかもね笑

インタビューを終えての声

:今回インタビューをしてみて、幼少期に誰からも言われずに楽しんでやっていたことや、今後やっていきたいことが少し明確になりました。😀記事を読み返すとグダグダのしゃべりで、恥ずかしいですね💦(笑)普段、第三者視点で自分を見ることは難しいですし、いい機会になりました。今後も、自分のことを理解して、自分に合う、やりたいことを探したいです。就活の際の自己分析とは違う切り口で自分のことを考えられたのは、とても良い経験になりました。ありがとうございました。✨
:笹原芽生さん、お忙しい中ありがとうございました。まず、知らないことがたくさんで、すごく面白かったです!✨お話を伺っていて、ほんのりとした雰囲気の中に、好奇心や、負けず嫌いな性格があり、芽生さんの人間性を感じル事ができました。次回は、京都大学卒業し、東京のベンチャー企業に勤務する大坪さんにお話を伺います。次回もお楽しみに!

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